2013/02/19

風の裾は右から左へ。

2月18日 晴れ マテーラ

朝、アルベロベッロに別れを告げて
マテーラへ行くためにバーリに戻ります。

電車の車窓からは、
オリーブ畑、壊れたトゥルッリ、
馬が駆けるのが見えます。
zabadakの音楽がおそろしく良く似合う。
イヤホンをつけて感傷的になる。
ますむらひろしさんの漫画を読みながら
空を仰いでは妄想するような、
脳内お花畑のメルヘン少女だった頃を
思い出します。痛いね。
歳をとってだいぶ現実が見えてきたつもりでも
異国の田舎町に来ると昔の感覚が、
五感が、研ぎ澄まされるよう。
夢をみているみたい。

一介の旅行者だけど、短期間で
イタリアが本当に好きになったということ、
もっともっとここにいたいということ、
イタリア語を理解してもっと地元の人々と
おしゃべりしたいということ。
感情が心臓の奥から溢れてきて止まりません。
日本も大好きだけど、帰国を考えると
涙がこぼれそうになります。

バーリで電車を一本逃してしまったので
切符を買ってお昼。リゾット。
一時間後に駅に戻ってようやく出発です。

一面のオリーブ畑を抜けてマテーラに着きました。
地図を持ってウロウロしていたら
地元のおっちゃんに声をかけられ
道案内してくれました。
が、余計にわかんなくなっしました!
うう~、今どこだよ~…と迷っていたら
ドゥオーモ前の丘の上に出ました。
そこから見える風景に唖然。
廃墟がそのまんま街になったような
不思議な景色が広がっていました。
写真では見ていたけれどこれほどまでとは…。
しばし呆然と立ちすくみ、
日が沈む街を見下ろします。

アルベロベッロが絵本に出てきそうな
可愛らしい街なら、マテーラは
まるっと180度、雰囲気が変わったような所です。
やばいぞマテーラ。すごいぞマテーラ。
好き嫌いが別れそうだけど
廃墟好きなら絶対感動すると思います
( 世界遺産に登録される前は
ホントに廃墟の街だったそうです )。
写真じゃ絶対伝わらない。
言葉でどう表したらいいかもわからない!
とにかくすごいだもん!

いかんいかん、日が暮れてしまう。
迷いに迷ってようやく宿に着きました。
が、予約がちゃんととれていなかった…
しかし一部屋空いているとのことで
飛び込みOKな上に、ちょっと安くしてもらいました。
サッシという洞窟住居を宿に改造したお部屋です。
洞窟というと暗くてジメジメしていそうですが、
すごく不思議で居心地のいい空間です。

夜は地元料理の前菜をいただきました。
なんて名前かサッパリの料理ですが
美味しかったし、それでもうお腹いっぱい満足です。
小雨が降ってきたので、今日はもう休みます。

マテーラをお散歩したら
明日はシチリア島に上陸です!
ローカル飛行機超心配だよ。
マフィア~!









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